Mac Fan internet 載りました。

7月の初めに、『Mac Fan internet』と言う雑誌から取材の申し込みがあり、今月発売の9月号に、「医療の現場から」と言う特集で記事が載りました。モノクロですが、なんと写真入りで1ページまるまる。機会があれば見て下さい。


◎医療の現場から◎


診療室にMacintosh

イシカワデンタルクリニック“ホ-ムペ-ジで歯を守る
実に素敵なホームページを見つけた。Mac0Sの起動画面のマークが歯を磨きながらニコニコしていたのだ。セン溢れるそのぺージの作書は、3年間ですつかりMacに魅入られてしまった歯医者さんだ。

Macintoshを初めて賢ったのは96隼3月。それ以来、診療用にインターネット用にとMacintoshを使いこなしているのが、東京・江戸川橋、神楽坂の双方からほど近い、商業地と住宅街の狭閤にある小さな歯科医院、イシカワデンタルクリニヅクの石川雅朗氏だ。「クリニックを開業したのが6年ほど前なんですが、パソコンには乗り遅れてしまっていたんです。大学の医局にそのまま残っていれば、使う機会もあったと思うのですが・…。

イシカワデンタルクリニックのホームページ。Macosマークをもじったフロントページが楽しい。
歯に関する知識もいっぱいちゃんと寝る前は歯みがきしよっと
スキャナやCD-Rが積み上げられてる診療室ほんとにMac好きな人である。

95年の暮れにWindows95騒ぎがあったりしまして、パソコンで一体何ができるのか、96年のお正月に一念発起し、自分でも挑戦してみようと。そこで画像をやってみたかったのと友人の勧めもあり、Macintoshにきめました」という石川氏。それからは「爆弾との戦い(笑)」だったそうだ。rベッドの中でもどこでも、暇さえあれぼ夢中でMacintoshを勉強した」と言う。クリニックの中は、本当にこじんまりとしていて、診察イスが2脚のみ。その前の出窓の桟にちょこんとPowerMacintosh7600がのっている。「患誉さんに対して、虫歯が進行するとどっなるかといった教育用の紙芝居を作ったりしているんですよ」と見せてもらうと、これがながなかの出来。簡単なアニメーションだが、使われている歯の模式図がとでもリアルで説得力がある。「歯科用のバンフレットや書籍からスキャンしたり、患部をヂジタルカメラで撮影したものをPhotoShOpで合成し、GREENというオーサリングソフトで組み上げているんです」『人はなぜ歯磨きをするのか』というシリースなど、「無知が虫歯をつくる」という信念に基づく教育的なものだ。歯磨きと歯医者さんのありがたみが分かろうというもの。


窓際にたたずむMacintosh。患者さんに病状や歯みがきの仕方の説明をする時、本領を発揮する。


そして、さらに治療のありがたみが分かるのが、シミュレーション映像だ。rデジタルカメラで患部を撮影し、治ったらどのようになるかというのをお見せしているんです。たとえば、歯並びの悪い歯を矯正したらどのようになるかとか・・・」映像で見る説得力は、言葉で言われるよりもかなり強いインパクトがあることは確か。これだと、治療を渋る患者さんはいなくなることだろう。「MaCintoShを導入する以前は、医療用の本やパンフレットで診察室内が溢れていたんですが、それもすっかり片付きました。また、他の病院などに紹介する際にも、患部の写真をCD−Rに焼き込んで渡せますので、効率的な治療ができるようになりました」という石川氏が、今、力を入れているのが、ホームページ作りだ。「ホームページを見て来ましたという患者さんはまだほとんどいないんですが、それよりも虫歯教膏の場として活用したいと思っています。現在、運営しているのとは別に、

『A HAPPY DENTALCLlMC』というホームページを試験的に開いています。FLASHを使って歯や歯医者さんについてのさまざまな情報を学んでいけるようにしています。少しでも虫歯を予防できれぱと思っています」Macintoshからインターネットヘ。歯医者さんは今日も頑張っているのだ。


Mac Fan internet September 1998


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